高層階の高層マンションに住んでいると、エアコンなんていらない位に涼しい?と聞かれることは多いです。
私は、イエスと答えます。
理屈っぽく言うと、一つは地表に比べて標高が高いこと、二つ目は風が絶え間なく吹いていること、三つ目は地面の照り返しの影響が少なことが涼しい原因だと思っていま
す。
実際には、エアコンを使うときももちろんあります。しかし、前の住んでいたところに較べるとエアコンを使う頻度が減っており、奮発して買った出力の大きい
エアコンが泣いています。
第1番目の標高の効果は、理科の時間に習った記憶によると標高100mにつき0.6度ずつ気温が下がります。私のうちは地表付近より0.5度ぐらいは気温
が低いかもしれません。
それから、2番目の風の流れは、海の波のようにリズムのあるものではなく、常に一定の速度で吹いてくるような風です。風が吹き込んで来る側と、その反対側
の窓も開けておけば、すぐに家中の空気が入れ替わります。真夏の夜に帰宅して一番始めの仕事は、窓を二つ以上開けることです。部屋の空気がむんむんしてい
ても、数分もすれば外と同じぐらいの気温に下がり、風も感じられるので、外よりも涼しく感じる位です。
三番目の照り返しは、お昼まで家の中で過ごして、外に出かけたときに実感します。夜でも蓄積された熱が地面から発散されているようなので、昼夜を問わず関
係あるのかもしれません。
それから、実は、涼しく感じる第4の理由がもう一つあるのですが、、、これは私のライフスタイルに関係しています。そのため、私だけの秘密にしておきま
す。
高層階に住んでいると、蚊は来ない?ということも良く尋ねられます。
私の答えはノーです。
超高層マンションの場合、見栄え等の理由で網戸が無い物件もあるそうですが、私のうちでは網戸が必要でした。たまに網戸を閉め忘れたりすると、蚊の侵入を
受けます。ひと夏で、2、3回は蚊の攻撃を受けました。
蚊が高層階まで自力で飛んでくるのか、上昇気流に巻き込まれて、図らずも高いところまできてしまったのかは、問いただす術を持っておりません。
蚊の他にも、ときどき不思議な昆虫を見かけることもあります。私の住む階で、今まで見た昆虫は、せみ、かなぶん、てんとう虫、蛾、カマキリ、コオロギで
す。カマキリとコオロギに至っては、見つけたとき自分の目を疑ってしまいました。「エレベータで登ってきたの?」とでも尋ねて見たいものです。