ブロードバンド化の流れ







ケーブルテレビ

私の住んでいるところにも、ついに、ブロードバンドの波が!

 私のマンションではケーブルテレビがひかれています。加入するかどうかは本人の意志なので、別途契約が必要ですが、契約さえすれば回線の引き込み工事な どをする必要がなく見れるようになります。入居当時はそのケーブルテレビ局ではインターネットのサービスは行っていませんでした。近隣の市にはインター ネットサービスを行っているケーブルテレビ局があるのを羨ましく思っていました。

 入居してだいぶたった2000年10月ごろ、私の地区の局でもインターネットのサービスが始まりました。早速、申込みを検討したのですが、マンションの 管理組合の議事録に打ちのめされました。その議事録には「技術的な問題で、ケーブルテレビのインターネットサービスは利用できないことが判明した」との確 認事項が載っていたのでした。

ADSL

 それから、東京めたりっくやイーアクセスなどのADSL関連のホームページを見続けて、およそ半年、とうとうフレッツADSLの申込み開始が2001年 春に始まりました。早速、申込みました。ADSLの申込み受付けは、かなり込み合っていると聞いていたので1ヶ月〜2ヶ月ぐらい待つつもりで気長にかまえ ていました。
 ところが、2週間ほどで、メールが来ました。その内容は、「お客様宅(建物・ビル)までの間の通信設備につきましても、既に光ファイバ化が完了しており ます。この度お申込いただきました「フレッツ・ADSL」はメタリックケーブルに対応したサービスのため、お客様宅までの設備形態では本サービスを提供さ せていただくことが出来ない状況です。」と言うことでした。
 最近できた大規模なマンションの場合にはそう言うこともある(ある業者の統計では3〜4パーセントとのことです。)とのことなので、少しだけ心配してい たのですが、その心配が現実のものになってしまいました。新築して間もない建物なのにデジタルデバイト状態です。

頼みの綱はNTTの光サービスか有線ブロードバンドネットワークスのサービス地域が広がることです。

ケーブルテレビ(その後)

 2001年の秋になって、私の住むマンションでもケーブルテレビのインターネットが使えるようになったという報告が管理組合の議事録にさりげなく 書かれていました。さらに、タイムリーに、その数日後の新聞に折り込み広告が入っていました。その広告には、3MBpsにスピードアップしたことと、大幅 値下げ予定が書かれていました。これは、即座に申し込むしかないと、詳しい説明を読んでいきました。すると、ホームページは別料金になることや、メールが 他のプロバイダから受け取れないと推定できるような記載(真偽は未確認です)があります。そして、初期費用が、場合にはよっては5万円ぐらいになるかも知 れないことが分かりました。盛り上がった気持ちが少し萎えてしまいました。(初期費用は、後でよくよく調べたたら、5万円ではなく、その半分でした。)
 近いうちに、このマンションで使えるインターネットのサービスを一覧にして、管理組合が配ると言っていたので、それを待つことにしました。

ADSL(その後)

 2001年の春にフレッツADSLをNTTに申し込んだときには、光ファイバー化されているので、ADSLはだめ!というつれないメールがきてい ました。ところが、秋になってそれをくつがえすダイレクトメールがNTTから突然届きました。内容は、一定の条件に当てはまれば、光ファイバー化されてい るマンションでもメタルケーブルに変えることができるので、ADSLを利用できる可能性があるということが書かれていました。その条件とは、「メタリック ケーブルが残置されている場合に限りましては、有償にて本サービスをご提供できる事となりました」とのことです。併せて費用の一例を挙げられており、 10,920円でした。いわゆる収容変更というサービスです。この収容変更はフレッツのサービスに加入しない場合でも可能なようです。例えば、DTIとい うプロバイダの案内ではこんな申込書がありました。
 いずれにしても、1万円余りの負担です。私の住んでいる地域では光ファイバーによるフレッツBが2002年にはサービス開始予定なので迷うところです。

サービス一覧

 冬になって、管理組合からマンションで利用できるサービスを一覧表にしたものが配られました。その一覧表にはCATV、光ファイバー、ADSLの 三つのサービスが載っていました。ちょうど時期を同じくして、NTTからは光ファイバーによるフレッツBのサービス地域になったことと、色々なプロバイダ からも料金プランが発表されました。年の瀬で忙しいなか、本格的に比較検討に入りました。
 まずは、気になるのはサービスの内容です。
 ADSLは、スピードは最大8Mです。ただし、電話局からの距離や経路におけるノイズの状況によって、かなり遅いことも多いそうです。利点は、自分が好 きなプロバイダを選べることです。プロバイダによってサービスは若干異なっています。
 次に、CATVは、ケーブルテレビ会社がプロバイダも兼ねているので、HPがオプションになります。メールも他のプロバイダ経由では見るためにはオプ ション料金が必要な点が難点です。スピードは最大3Mです。
 最後に、フレッツBですが、速度は最大10Mです。マンションタイプでは最大100Mではないのです。実際にテストを行ったところ、4〜7Mはコンスタ ントに出たそうです。これも好きなプロバイダが選べる点は魅力です。
 次に料金ですが、ADSLは、通常の初期費用が約5000円と光収容をメタル回線に変更してもらう費用が約1万円、月々が3000円〜4500円位で す。CATVは、初期費用25000円に月々が約4000円です。フレッツBは、初期費用が25000円位、月々が6000円〜7500円位になります。
 私にとってはCATVはプロバイダが選べないなどの制約が多いので、フレッツBとADSLの一騎打ちになりました。さぁどうしよう。

申し込み

 色々と考えたあげくADSLにすること決めました。現時点ではADSLが一番良さそうだなぁと思ったのは次のような理由です。まず、私の住むマン ションは電話局から比較的近いので、ADSLでもそこそこの速度が出そうです。そして、フレッツBに比較しても費用がかなり安い!CATVだとプロバイダ が選べないけど、ADSLは色々なプロバイダから選べる!ということで、2001年の年の瀬にあるプロバイダのイーアクセスのサービスにWebで申し込み ました。イーアクセスは開通までが早いことも売りにしています。
 光収容なので、そのことに関する連絡が来るはずなのですが、年が明けて成人の日を過ぎても一向に連絡がありません。年末年始は私は11連休でした。イー アクセスの人も11連休だったのかもしれません。でも、そろそろ連絡が来てもいい頃だと思っていた矢先、とうとう来ました。連絡は電話連絡かと思っていた ら、丁寧にも封書で連絡が届きました。申し込みが受理されていたことが分かり、「ほっと」一安心です。きっと収容変更の申込書が入っているのだろうと思 い、その申込書を切らないように封筒の出来るだけ端を切って封を開きました。
しかし、入っていたのは、、、

まいった

 申し込んで半月ほど届いた書類は、収容変更の申し込みかと思って「とうとう来たか!」と行きこんで封を開けたのですが、入っていたのは電話局の施 設の増強が必要なため当分ADSL回線の確保ができないというような連絡でした。およそ、3ヶ月待ちです。

待つこと3ヶ月

 その後、数週間後にまたイーアクセスから封書が届きました。今度は、見込みではなく正確なスケジュールの連絡でした。いずれにしても、ほぼ3ヶ月 待ちの状態はかわりません。どうも、この待ちは某格安業者がNTTに対してADSL設備の予約を大量に行ったことに起因していたようです。しかし、その業 者に比較すると、イーアクセスの対応がしっかりしてそうだったので、3ヶ月間を待つことにしました。

そして3ヵ月後

 そして、3ヶ月がたちました。また、イーアクセスから封書が届きました。予想していた通りの光ファイバー化されているので、このままではADSL は利用できないとの連絡でした。もちろん、メタルケーブルに変更する「収容変更」という手続きを踏むことを予定していたため、その手続きについて読み進み ました。その希望があるのであれば、Webページにアクセスして、1週間以内に申し込むようにと記載されていました。ところが、ちょうど時期を同じくし て、私の身に宿命的な問いかけがなされていました。なんと、転勤の内諾を得る問いです。その転勤が実施されれば、約1ヵ月後には、私は今の場所に住んでい ません。1万円ばかりをかけて、収容変更をすることはためらわれます。その転勤騒ぎの間に、たった1週間の収容変更の期限は過ぎていました。

(次ページにつづく)


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