私の住んでいるマンションにはエレベータが3機あります。高層のオフィスビルでは高層階用と低層階用のエレベータに別れている場合がありますが、
このマンションでは残念ながらそのような区別はありませんでした。つまり、3機ともにどの階にも止まるようになっています。
そのため、朝の通勤時間帯などは各駅停車のような状況になるかと思っていたら、意外とそうでもありません。近くにいるエレベータが必ずボタンの押されて
いる階に止まるというような単純な制御ではなく、3機をなるべく効率的に活用するようなコントロールがなされているようです。そのため、少し上の階にエレ
ベータがいるときに下向きのボタンを押しても、素通りされてエレベータが階下にいってしまうこともままあります。高層のオフィスビルの場合には、エレベー
タの扉には窓などがついておらず、かつエレベータがどの階にいるかを示す表示も無いのがほとんどだと思います。そのようになっていれば、エレベータが自分
がいる階を通過していったこと気付きません。しかし、マンションの場合には防犯上の理由でエレベータの扉には窓が設けられており、自分のいる階がとばされ
たことが一目瞭然です。
ボタンを押しても素通りされてしまうことに関して、管理組合で疑問を投げかけた人がいるようです。管理組合ではエレベータの保守会社に改善要求を出すよ
うです。個人的には、各駅停車のようなエレベータになってしまうのはいやなので、あまり安易に受け入れて欲しくない要求です。
高層マンションの場合、ダストシュートが付いているものも以前は多かったようです。ダストシュートというのは、各階にゴミ捨ての投入口があって、
そこから捨てられたゴミは全部階下のゴミ置き場まで落ちていくと言う物です。とっても便利なのに、最近のマンションでは見かけなくなっているそうです。ま
た、その設備があるところでも、使用しないようにしているところもあるそうです。その理由は、たばこの投げ捨てやいたずらによる不審火が多発しているため
と聞いたことがあります。
最近では生ゴミを下水に向けて流すことができるディスポーザーという設備を整えているマンションも増えてきているようです。しかし、そのような設備が
あっても大きなゴミを捨てるためには、ゴミ捨て場のあるところまで行く必要があります。マンションのゴミ捨て場は外にあり、ゴミ回収の日以外はゴミを置い
ては行けないものや、コンテナになっていていつでも捨ててよいものなど様々だと思います。私の住むマンションはどちらかと言うと、後者に近いタイプです。
ゴミを捨てるのは、ゴミ回収の日だけはなく、常に捨てることができます。捨て場所は地下にあり、ゴミは建物の外にでることなく捨てられます。ただ、ゴミ
袋に詰めたゴミをぽいっと投げ捨てると言う感じではなく、がま口のような投入口を開いて、そのがま口にゴミを置いて閉めます。すると、がま口が扉の向こう
に傾いて、奥にあるゴミ置き場にゴミが落っこちます。扉でかなり臭いも遮断されるため、生ゴミなどの臭いもあまり気にならない程度に抑えられます。
魚の生ゴミが出たときなどは、台所のゴミとして少し放っておくと猛烈な悪臭を放ちますが、すぐに地下で捨てることが出来るので、くさい思いをしなくて良
いので便利に使っています。
さらに、最近のマンションでは、各階にゴミをためておくスペースがとられており、各戸の住人はそのスペースまで運べば、あとは清掃の担当の方が運んでおいてくれるというシステムをとっているマンションも増えているようです。これだと、さらに良いですよね。