この年末年始に読んだ本。
数年前のベストセラーで人から薦められていたので、ずっと気になっており、最近本屋でたまたま目に付いたので読んでみた。
あることをきっかけに、仕事にも行けなくなるほどに絶望状態にある優秀なビジネスマンが、周りの人々の影響によって復活して行く過程を中心にした実にシンプルな物語である。結末もある程度のところで作者自らばらしているにもかかわらず、終盤では実に切なく泣かせてくれる物語である。敢えて切ない物語を読みたいときにはお奨めできる。
ただし、訳があまりに生真面目にすぎるようにも感じた。英語に堪能な方は原文にトライしてみるのも良いかもしれない。
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