住宅金融公庫の金利が低くなったことと、銀行ローンでもそれに負けないぐらいの長期固定金利のプランがあることは既にお知らせした通りです。この背景にはペイオフの影響があるそうです。
ペイオフに備えて、銀行は決済口座というもの用意しています。この決済口座は銀行がつぶれても残高が保証される代わりに金利がゼロというもののようです。私の住むマンションでも将来は億単位のお金を決済口座扱いにすることが進められています。
実際にすでに決済口座の利用が広がっているようです。そのため、銀行は金利がかからずに市場からお金を集める手段を得ているわけです。
その原資を金利が低い住宅ローンに振り分けているそうです。なかなか、上手いビジネスモデルだと思う反面、結局は得するのは銀行となのかという、理不尽な思いが広がります。それは、製造業のような国際競争力のある企業に得して欲しいという気持ちに反する政策の構造になっているように思われるからです。
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