人種差別発言で職を失うと同時に妻をも失ったアンソニー・ポプキンス演じる大学教授、彼の新しい生活の前に若く美しいが陰のある女性が登場する。新しい恋人を得た失業中の学者は、彼女の人生の暗さと自分の過去の境遇とを重ね合わせていく。
ストーリーがうまく説明できない映画です。オムニバスムービーのように大学教授の人生と、現在の物語とが並行して話が進められて行きます。そのなかで、ストーリーのなかでニコール・キッドマンが演じる若い恋人の存在の意義がよく分からない。淡々と話をなぞっていくだけではなく、互いの苦境を慰めあうことの必要性を見せつけて欲しかった。
原作に引っ張られ過ぎて、映画としてうまく消化不足なのでは無いかと思われる。私の感受性が不足しているのかも知れないが・・・
★★☆☆☆
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