懐かしいラビリンスの超美少女ジェニファー・コネリーを久しぶりに観ました。もう美少女ではなく、美女である。
その美女は納税の義務を怠っために家を差し押さえられ、その家は競売にかけられ、あるイラン人のものとなってしまう。そのイラン人に対して家を取り戻す努力をするが・・・そんなに簡単なことではない。そのイラン人は妥協を許さない強固な意志と、その意志を貫くだけの行動力をもっている。対立する二人は周りの者を巻き込みながら、自身の意志を貫き通すために行動し・・・その後に残されたものは・・・
互いに対立する二人はお互いの事情を知らない、しかし、映画を観ている私は二人の辛い事情を知っている。主人公のそれぞれも八方ふさがりならば、観る方はさらに八方ふさがりなのである。だから、どちらにも感情移入ができない。ただ、二人の行動の成り行きを見守るしかない。勧善懲悪的な快楽を期待してみる映画ではない。また、決してハッピーな映画では無く、悲しい場面もあるのだが、決して心地よく泣ける映画でもない。非常にもどかしい映画である。脚本のすばらしく緻密なことに関心する映画だと思いました。
Amazonで詳細をみる
★★★☆☆
このエントリーのトラックバックURL : http://pio.sakura.ne.jp/life/cgi-bin/mt/mt-tb-att.cgi/215