この映画は輪廻転生というようなことを感じさせてくれる映画です。登場人物はどこかでつながっています。
この映画の前半は喧嘩や罵倒する場面が連続する。
その言動は主に人種差別に起因する。日本人はそれを実感することはないので、日本人である罵倒や喧嘩の場面で登場人物のどちらにも傾倒することができない。そのため、不快そのもの。
後半は少し和らいでくる。なぜなら、人のやさしい行動が他の人を優しくするのにつながるというこいう場面につながっていくからである。ペイ・フォワードという映画をえぐくしたようなものである。
脚本がとっても良くできており、ユージュアル・サスペクツなどを思い出させてくれる。
そのような緻密な映画が好きな人は見て欲しい、逆に単純に映画を楽しみたい、特に幸せな気分にひたりたい人にはお勧め出来ない映画です。私は後者のタイプなので辛めの評価になってしまいまます。でも、本当に良くできた映画だと思います。
Amazonで詳細をみる
★★★☆☆
このエントリーのトラックバックURL : http://pio.sakura.ne.jp/life/cgi-bin/mt/mt-tb-att.cgi/278