十八の夏という小説を最近読んだ。
2004年に文庫になっているのだから、新しい本ではない。なんとなく、甘酸っぱい表題が気になり手にとってみた。そして、背表紙に書かれている、第55回日本推理作家協会賞を受賞、2003年版「このミステリーがすごい!の第6位にランキングされたという、うたい文句が決め手となって買った文庫本である。
そして、読後の感想は、なんでこの本ともっと早く出会わなかったのだろうというものでした。この本のなかの4編の作品のどれもが、人に対する優しさにあふれているように思います。
著者は光原百合という女流作家です。宮部みゆきと江國香織とを足して二で割ったというような作風といったら的はずれだろうか?
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